携帯販売員心得

中卒→派遣→正社員登用→教育主任の元携帯販売員

【とれない】じゃあ営業すんな

副商材契約、取れなくて悩む方多いですよね。

上司からのプレッシャーや、或いは実績を残せている同僚がいて、有形無形の圧力を無意識に感じているスタッフが殆どです。

悩まないのは究めたひとにぎりのスタッフと、あなたほど責任感のない人々です。

悩めているあなたは、あとはこの壁を超えるだけでひとにぎり側に行けるから、まず安心しましょう。

あなたは必ず成功しますよ。

 

いちばん最初のチェックポイントは、「営業をしてしまっていないか」です。

 

 

世の中にはネガティブ対応力がどうだとか、切り返しとか、クローズ力だ!!とか溢れかえっています。

でも最前線でやっていた間そんなの1mmも気にしたことがありませんし、師匠の口からセールスプロセスとか聞いたことありません。

あれは「優秀な接客を観察していたら、Aさんは切り出し方が上手。Bさんはサービスの知識がすごい。Cさんは他社知識があって全部切り返せてる!みんなの好事例をまとめよう!」って出来た資料集です。

獲得力向上のヒントはあっても、教科書ではありません。

 

 

単純な話をしますが、お客様がなぜショップにいらしているかを考えましょう。

やっと新しいiPhoneに変えられるー!ってお客様に、電気の営業が聞いてもらえますか? 

僕ならさっさと帰ってあれこれいじりたいです。

鬱陶しすぎて恐らく殺意すら芽生えます。

 

営業感やご提案感が出た時点で、お客様とこちらの思惑に大きな差が出ています。

これでは聞く耳を持ってもらえません。

では、どうしたら思惑に差を出さずにご案内できるでしょうか。

 

 

 

営業感を出さない魔法の切り出し言葉を授けます。 

「〇〇さん、ひとつ抜けている割引があるんですが、ご記憶ございます??」

 

マジ無敵です。

「え?知らないけど?」

と、一発でお客様の聞く姿勢を引き出します。

 

今のご時世、携帯ショップに来る方の殆どが月々の金額を気にされています。

割引の話を聞かない人はごくごく稀、ほぼいません。

 

 

 

ファーストフックをがっちりと引っ掛けられれば、商談は7割成功していると言われています。

残りの1割が提案(知識)、残りの2割がクローズ(慣れ)です。

 

興味付け(工夫)7→提案(知識)1→クローズ(慣れ) 2

 

知識をつけ、聞いてもらえる工夫にこだわり、当たって砕けて慣れていく。

そんなサイクルを作ってみてください。

 

営業成績が上がらず悩んでいるなら、まずはお客様と方向性のあった切り出し方の工夫を考えてみましょう。

【どっちも】「販売とNPSどっちが大事?」

携帯販売のショップ店員は営業でしょうか?
それともサービス業でしょうか?

10年間いろんなスタッフに聞いてきましたが、優秀なスタッフはたいてい「どっちも」と答えます。
つまり逆説的には、
「どっちも」と答えられる考え方を身につけるのが優秀なスタッフになる近道です。


僕は教育の初回で、「お客様、店舗、キャリアの3者を、商材を最大限活用してwin-win-winにするのが、僕たちの仕事です」と話しています。
非常に単純ですが、これを目指す理想像に置くことで、簡単に「どっちも」の感覚が身につくんです。




たとえば、キャリアで取り扱うすべてのコンテンツは、単なる営業の一面ではなく、顧客満足度を高めるためのツールとして捉えるべきです。

新商材の取り扱いが始まる場合、3者にとってどんなメリットがあるか明確にすることをクセ付けます。

クレジットカードを例にしましょう。
お客様はポイントが倍貯まリます。
当然獲得すれば店舗指標に貢献でき、
キャリアは自社経済圏を広げることができます。

このように、「お客様のお得を追求することで店の営業成績が伸びる」し、「成績のためにコンテンツの勉強をたくさんすればお客様にお得なご案内ができる」んです。

営業を突き詰めたスタッフは、誰よりもお客様をお得にしてあげられるサービスアンバサダーであり、
誰よりもお客様を満足させてあげられたスタッフは、自然と営業成績の上がるトップセールスマンになります。


携帯ショップでの接客は、営業とサービス業が表裏一体であり、どちらの考え方も大切です。
そしてwin-win-winが作れるプロフェッショナルなスタッフは、そのどちらも高いレベルでこなす事ができるのです。

【学歴不問/年収350万】中卒でも携帯販売ならできる。

僕は携帯ショップの中で、いろんな立場を経験してきました。

10代で派遣社員として携帯ショップで働きはじめ、約1年勤続。

あまりに家から遠くて出退勤がしんどくなり、近場のショップに転籍して派遣として1年。
この時の店長から、「携帯販売員として働くうえで」といういまの礎を学びました。
師匠ですね。

一丁前に資格もとり、派遣元から好条件で斡旋され3つ目の代理店へ。
派遣入社後3ヶ月、縁あってこの代理店から直雇用のお話をいただき、20歳の秋に正社員として登用されました。

22歳で教育担当になり、25歳で教育統括マネージャー兼副店長に。
現在は携帯代理店を退職し、社内人材教育(特に携帯販売ショップ店員)についてのコンサルティングをお仕事にしています。

いま振り返ってもあまりに順風満帆すぎますね笑



僕は中卒です。
正確には高校を中退しています。

10代のあの当時、僕が持っていたスキルは「コミュニケーション力」だけでした。笑
学歴も頭も資格も体力もない。
どこならお金が稼げるんだろう、、、。

ネットで仕事を探しているときに見つけたのが、携帯販売の派遣スタッフでした。
時給1250円フルタイムに飛びついたんです。笑

正社員登用され21歳となった年度の年収は350万円。
携帯販売を初めてわずか3年で、安定した社会的地位と同年代と比べても高すぎるほどの年収を勝ち取ることができました。


正直にお話すれば、僕ほど成功した派遣社員を、他に知りません。笑
しかしそれは僕に特別なスキルがあったわけではなくて、
共に働く仲間にあまりにも恵まれたからなのです。

このブログでは、そのあまりに幸運だった僕の10年の成功体験を共有しています。
一歩踏み出すあなたの力になれれば幸いです。